かんぽの宿従業員の平均賃金600万円

 たったいま、テレビ静岡でもやっていますが、公社化後、売却されたかんぽの宿、一番望ましい買い手は、地元の自治体。いまは、購入できる自治体は、ぐっと減ってます。浜松は行革が徹底してますから、まず無理でしょう。今日の静岡新聞で、静岡の主要上場企業の業績の急激な悪化ぶりが出ています。主要企業の大半が手持ちの保養施設を売却してます。
 テレビで取り上げられた。大分のケースもそうですが、いまは、自治体は、この手の施設を買っても、民間に運営は委託します。その結果、60人いた平均年収600万円の準公務員の職員は、たった15人に。マネージャーは、天下りからバリバリの若手へ。

 いずれにしても、投入した2400億円には、到底足りません。豪華に作りすぎた、一時は景気対策として、建てることに意義があった。この辺は、サンライズやグリンピアと同じです。

 みんな黒字にできる、って、、。郵政が保有したままでですか?それは、経営陣に、ホテル旅館経営のプロがいて1施設、60人を15人まで減らしていいならね。西川郵政の最大の欠点として、期待されたほどリストラができていないことが、よく挙げられています。

 自民党の郵政見直し案では、コアビジネスをもっと拡大して、融資をみとめたり、預入限度額をあげたり、ということは、たとえ多少民業圧迫になっても、民間と調整しながらやる意義は、ある、とのスタンスですが、それ以外については、、。

 そもそも、なんでかんぽが何がなんでも旅館やらなきゃならないの?民間生命保険会社の保養施設とは、訳が違うでしょう、、。加入者以外の、誰でもはいれるんだから。他の番組がいってたように、郵政グループ内の天下り確保ですか、、。
 もう一度付帯決議をやりなおして、雇用維持義務をはずすことに、民主党国民新党が賛成したら、結構お笑いですね。

 国民の財産の売り方をいろいろ考えてきた、元大蔵省理財局国有財産企画官としては、そろそろ第3者委員会に任せたら、
どうかと思います。こぶし振り上げちゃったから、おろせないのかもしれないけれど、「一度も旅館経営したことのない方々同士が、テレビ中継で、しろうと経営談義やってどうするの?」と、私の支援者の旅館経営者はおっしゃってました。

 昨日今日と、街頭やミニ集会で、このお話をすると、8割方の頷きが、、。今日のお昼の会では、昔静岡県内で郵便局相手の営業をしてらした方が、きわめてリアルに、「局長さんのなかに、部屋で盆栽をいじっている人とかいろいろいらっしゃいましたね。民間の厳しい旅館業、、。とても無理だね。」

 国会議員は、年度末までに生じかねない40万人の派遣労働者の失業、さらには正規職員にも及びかねないこの激烈な危機との闘いを、最優先させるべき。

 今日の読売でも、「自民党若手・中堅のマグマ」一覧表に登場した、「危機と戦う!セーフテイネット議連」は、今週、本筋の問題を取り上げます、lそのなかに富士ハウスの弁護団・被害者のお話も。
 


この記事へのコメント
郵政利権と「かんぽの宿」

昨年11月に「かんぽの宿」の売却が決まってから液晶テレビを3400台、3億円以上かけて購入したらしい。1台あたり10万円以上である。大半が客室用の20インチのテレビであるらいい。私のテレビ業界での経験からすると、たとえばジャパネット高田から1000台ぐらい受注しても専用の生産計画を立てて市販の50%引きぐらいの価格でテレビメーカーと直接の取引となる。3400台の発注だと1台5万円を切っていると思われるのでメーカー出荷は1億5000万円以下だと思う。差額の1億5000万円以上はどこの闇に消えてしまったのか?
「かんぽの宿」問題は郵政民営化とか国営に関わらず郵政利権の問題ではないだろうか?
液晶テレビ以外にもフロントの端末や予約用のシステム、その他の備品をどうやって調達しているか調べてみる価値はある。
また各「かんぽの宿」の簿価が異常に低い点については減価償却の方法を監査する必要がある。
Posted by 舞阪町民 at 2009年02月22日 23:42
2005年9月11日の総選挙と、次の総選挙でも、リーマン破綻をはさんで、再び郵貯と「かんぽ施設」が争点になるかも知れないということは、いかに、郵便制度問題が大きな問題であったかを物語っています。

*******以下引用******
『イセトルドットコム 』

先日ランチをいただきながらのセミナーに参加。

講演者は竹中平蔵氏。

いろいろ叩かれることも多いし、

問題が全くないわけではないかも知れませんが、

基本的には割とまともな「対案」や切り返しをしている人だと思います。

で。・・・・

まずかんぽの宿の一括売却については、下記記事の通りのお話。

ttp://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090119/plc0901190243000-n1.htm

彼の論点としては

・かんぽの宿の負債は放置すれば毎年50億円は膨らんでいく。それは国民が支払う普段の郵便料金から薄く広く補填されている。その流れを切ること自体が重要。

・現在は確かに不況で安い価格での売却になるが、同時にまともな資産も今現在は安くなっているので、売却益を新たな投資に振り分ける事が可能。

・もし入札に疑義があったのであればそれは問題だが、価値や資産の売却自体とは別の問題と思われる。

・さらに言うならば、2400億円かけて作った資産を109億円で売るなんてとんでもない!という事ではなく、激安の価値しかつかないであろうこんな施設をバカみたいに作った当時の役人が追及されるべき。

といったところ。

これらを総合的に見ると、確かに今回の問題点は

「入札の経過」

以外には特に無いのかも、という気はします。

実際のところ、

これまで滅茶苦茶やってきたツケで現在の人達が言い争ってる状況です。

当時の役人こそつるし上げられるべきで、

本来の矛先は現政権でも郵政事業株式会社でも無いのかも知れません。

年金で、今の窓口やオペレータの人をののしるのと同じようなもんです。

あ、まぁ長期政権の自民党自体については責められても仕方ないのかな(笑

ttp://www.isetoru.com/tag/%E3%81%8B%E3%82%93%E3%81%BD%E3%81%AE%E5%AE%BF
*******引用終******

「自民党公認さっちゃん議員」には申し訳ないですが、現時点では、次の総選挙で民主党主体の政権ができるとほとんどの専門家は予測しているようです。

そうなると、民主党はまた3年以上次の総選挙はやらないでしょう(苦笑)。

この間に、郵貯、かんぽの最終処分が最終的に決着するのかもしれない。

「小沢政権の最大の使命は、郵貯、かんぽの最終処分だった」と、後世の歴史書に書かれるかもしれない。

ただ、結果がどうあろうと、総選挙後に大変な混乱が生じて、半年くらいは官僚がノーチェックになる恐れがあるので(この準恐慌の瀬戸際で)、なかなか、『直ぐに総選挙しろ』という気にはなりませんね。
Posted by Non-7区 at 2009年02月23日 00:52
 定額給付金は、浜松市に150億円配分されると聞きましたが、本当ですか?
 そんなお金があるなら、太陽光発電に投資したり、健康保険料や介護保険料を値下げしたりしてほしいと思います。
 片山先生なら、こんなことはできませんか?
 三ケ日の簡保の宿は、とってもいいところなので、浜松市はこのお金で、買ってくれればいいのに。
 そういえば、社会保険病院も買えるのではないでしょうか。
 ひとりに、2万円か1万2000円をくれるより、まとめて使った方が効果がありますよね。
 今日の夕刊では、浜松市は基金を作るみたいですけど、何か変ですね。
Posted by 篠原町民 at 2009年02月23日 17:13
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