子ども手当財源地方負担問題

 赤字論争が、広まる一方で、藤井大蔵、、失礼!財務大臣は、「今年度の国債発行は、50兆円を超さざるをえない」と軌道を修正し、画を描き始められました。

 早く枠を設定しない限り、予算の全体像が描けない、という財務省事務方のラインに沿ったものでしょう。新政権で、政務3役と官僚の関係が一番大人の関係なのが、財務省かな、そう見えます。

 自民党政権時代だけでなく、細川政権でも、歳出抑制、「ノーと言う役」は、大蔵省→財務省の主計局に丸投げされてきました。日本型議会制民主主義では、その役割分担は、ある程度合理性があったのでしょう。小泉政権では、経済財政諮問会議や、官邸の総理自身が、削減方針の枠をはめました。今度は、行政刷新会議なのか、国家戦略局なのか、あるいは、と思っていたら、やはり財務省でした。
 何かを変えた、というために、「複数年度予算導入」と言い始めているようですが、憲法を変えない範囲であれば、毎年の予算査定は、行われます。イギリスのようなやり方ですね。毎年、3年計画を作り直すので、かえって手間は増える。
 本来の目的であるところの、「必要もないのに、年度末に無理に予算を使い切るような無駄」をあらためるには、単に複数年の計画を作っただけではだめです。このお話の続きは、さつきの財政講義で、来月から、、。

 ところで、大阪の橋本知事が、ひさしぶりにほえましたが、子ども手当、官邸は、地方にも2,1兆円の一部を負担させたいご意向のようです。それもマニフェストにはなかったようにみえますが、批判が高まるやいなや、鳩山総理は、浜松で、「子ども手当は全額国で」と、演説して、官房長官のご発言を訂正されたようです。明日の藤井大臣の会見が楽しみですね。


この記事へのコメント
民主党への不安感(不信感)を煽るような言動が民主党自ら、多数見受けられるようになってきましたね。
これは国が崩壊するまえに鳩山政権の崩壊の序章とも言える現象のようにも見えます。
衆議院選挙前の自民党と被ります。
特に鳩山首相と大臣の皆さんはちゃんと話し合いをし意志疎通をはかっているのでしょうか?とてもその様には見えませんよね。
話は二転三転…しかも話す人によって話が違う。
民主党ってリーダーがいないのかしら。それとも国民を錯乱させるための戦略?



本当に日本は大丈夫なのか?と心配になります。
国民は民主党に本当に任せられると思っているのでしょうか?

早速、長期金利が上昇しそうですね。
大臣の低金利続けますの言葉。やっぱり嘘?というか、無理?絵に描いた餅。


住宅ローン変動金利で借りてる皆様。大変な事になりますよ。国債と金利はリンクしていることを民主党はちゃんと理解しているのか不安です。


企業の大量倒産と
日本版サブプライムだけは避けたいですよね。自民党の皆さん良い政策があったら是非提案してください。
Posted by 浜名湖のうなぎ at 2009年10月21日 00:57
すみません。難しい政治の話はわかりませんが・・・
いつも政治の話題を聞いて思う事ですが、政治家の皆さん、官僚の皆さんは、何を思い国の仕事をしようと、思われましたのでしょうか?

今まで、この国を動かそうとする先生と呼ばれている人達の発言には、「真に国民を幸せにしたい」という篤い思いを少しでも感じさせる人は、いませんでした。

難しい事もいろいろと大切だと思いますが、人の「幸せ」とは、どういう事を示すのか?
こういう事を、まず勉強して欲しいです。

自民党の野党になったら、オテナミ拝見という姿勢は、本当に無責任極まりなく、真意を疑います。

国民の幸せを第一に、本当に今まで全力を尽くしてきたのなら、国民が選んだ、新しい政権と、今までの経験を活かし、共に協力しあい、今の時代に合った、住みやすい社会に生まれ変わろうとするのを、手伝うという姿勢になるのが、普通だと思います。

人は心身で一つです。
みんな、苦しんでいます。
国を動かす力を授けられた方たち。
そして片山さん

どうか「心」をこれ以上置き去りにした国にしないでください。

よろしくお願いします。
Posted by 鈴木 at 2009年10月21日 02:20
 子供手当、この際、もう、出来ないものは出来ないと言うしかないかも知れませんね(^皿^)

 税収も減少するのは明らからしいし、財源がないでしょう。
Posted by 緑の保守の尊野ジョーイ at 2009年10月21日 04:52
首相は「子ども手当は全額国が出す」と言っておられましたが、最近よくぶれていらっしゃるので、どうなんでしょうね。

まだ国会が開かれていないのでw、憶測ばかりが広まっているのではないかと感じるのですが、所得税の諸控除廃止があっても、住民税では維持するのではないか、という噂もあったようですが、やはり住民税も所得税にならうのかも。

そうなると所得税+住民税+国民健康保険の増額に進みますね。
地方税の増額で、それで子ども手当に充てて、ということではないかともとれるのですが?

ガソリン税をやめて環境税の創設とか、郵政事業を見直して、また郵政事業を組み直し、とか、破壊して作り直すより、修正の方がいいと思うのですが、家を修理して住み続けるより、取り壊して作り直しても値段は大して変わりませんよーと言われているような気分です。
でも予算はかなり増額になるみたいなんですけどー。
Posted by 0子 at 2009年10月21日 08:40
子ども手当とは違う話題で恐縮ですが、
郵政の今度の社長って、究極の天下りをしてきた方なんじゃ?

自民党がやってはいけないこと、高速の通行料1000円にしたこと、あれをしてしまったので、折角、官から民に移行したものが、また官から民というのもいいじゃん、なことになってしまったような気がします。

弟のカタキを兄がとった、と言われているようですが、邦夫さんの立ち位置ってどうなのでしょう。
Posted by 0子 at 2009年10月21日 10:57
民主党のやることってマニュフェストにないことばかりなんですよ。
子ども手当だってマニュフェストには100%国庫負担と書いていないから自治体に負担させてもいいとか屁理屈言ってる奴が議員やってるのが恐ろしくなります。 半島系パチンコ業界からCM料たっぷりもらっているマスコミは民主万歳な報道しかせず、核心を突くような報道は一切なし。
このことに疑問をもてないくらいコントロールされてしまった日教組教育の弊害。。 財政も危険ですが、そもそもの思想が危なすぎます。
Posted by くま3 at 2009年10月21日 11:12
財源の地方負担は公約違反という点からも大変けしからん発言です。そして子ども手当に限らず全国一律の給付制度は全額国費負担にすべきです。例えば地方の子どももかなりの数は就職の際に大都会に移動する訳ですから、就職先のない地域は子ども手当を負担しても育った人からの納税が見込めません。地方負担はそういう意味でも理不尽です。
Posted by フリーター at 2009年10月21日 15:55
藤井大臣のおかげで、為替が不明な動きをしますね。
もう少し若い方の方が良いのでは?と思ってしまいます。
Posted by 浦安に住む26歳のブログ at 2009年10月21日 20:55
片山さん 今晩は。。。

日本郵政の新社長に 元 財務省事務次官の 斉藤?って 方が内定しましたね 13年前に 退官して 天下りや渡りを 多数 行ってから 73歳で また 天下りです!!!

片山さんが 財務省にいらっしゃった時に トップをされてた方なんで よく存じ上げてると思いますが・・・
日銀の総裁を選ぶ時 民主党は 元 官僚など 絶対ダメだと 審議拒否してまでこぞって反対してましたよね!!!
それが あの有り様です。
誠に恐ろしい内閣&党だと改めて思いました!!!

細川内閣の時に 小沢と、つるんで 独裁的に 物事を進め 失敗した 苦い経験があるにも かかわらず また 小沢が 独裁ぶりを発揮し とんでもない事をやろうとしてますね・・・・
ほんと そろそろ 民主党に対して 大規模なデモを行わないと この国は 終わってしまいます。。。

4年間は 絶対 解散しないと言ってるんだから 解決方法は デモしかないと 政治評論家の 三宅さんが言ってました!!!!!!
国会も開かずに 毎日 鳩山は うろうろ出歩いてますし、 原口なんて この1ヶ月半で 外遊に4回も行ってるそうですよ・・・
総務大臣が 何故?外遊に 短期間で 4回も行く必要があるのか??理解に苦しみます。。。
岡田も 外遊ばっか行ってますよね!
アジア重視とか言って・・そんな事してるから アメリカがイライラしてきて 日米同盟も危うくなってきましたし、 食事会の誘いを アメリカ(ゲーツ国防相)に断られるんでしょうね そんな事は 過去に例がないそうで・・・

自民党批判してる 人達もそろそろ 限界でしょうね??
特に ブログで 自民党よりは まし とか 言ってる・・・は (笑)
Posted by 三重県の自民党ファン at 2009年10月21日 23:40
無駄遣いの元凶は複数年度予算ですか。さすが民主党、言葉に重みがないですね。

日本国憲法 第86条〔予算〕
内閣は、毎会計年度の予算を作成し、国会に提出して、その審議を受け議決を経なければならない。

憲法だけでなく財政法でも原則単年度会計ですが、もちろん例外も用意されています。
複数年度で負担する最高限度額とそれに伴う各年度の負担限度額を決定し範囲内の増減には議決を必要としない方法(債務負担行為)もありますね。
予算を単純に「複数年度で考えると無駄がなくなる」では甘いのでは?

片山先生には、単年度会計の原則が、なぜ憲法にも定められ、今も行われているのか。(戦前の軍事費あたり!?)この辺から詳しくご解説いただければと思います。

私個人としては、予算の使途(効果)のチェックが十分できていないのが、問題だと思います。
PLAN-DO-SEE(または CHECK-ACTION(改善))ですね。

平成13年度予算分から主計局は執行状況調査をやっているそうですが、主計局と各省間だけでなく、各省会計課と原局、原局と予算執行機関・管轄業界などでリンクさせて、それぞれでチェックを徹底する仕組みづくりが必要な気がします。
Posted by 三方原じゃがいも at 2009年10月21日 23:53
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