財務ではなく、大蔵といった意味。郵政社長人事

片山さつき

2009年10月21日 23:51

 最近、怖いくらい勘があたる、、。
斉藤次郎元次官ほど、財務省という、橋本行革1府12省体制における、2001年1月6日以降の名称が似合わない方は、いらっしゃいません。大物次官、であり頭はものすごく切れる方でした。

あの方の口癖は「大蔵省あっての日本国家だ。」でした。

55年体制の下では、自民党は、予算要求に厳しいことをいう役回りは、すべて大蔵省主計局に丸投げしていまして、主計局が舞台を用意し、根回しをして、落とし所をつくる、ということで、長年やってきた。古き良き?時代の政官の関係で、小沢先生や
亀井先生とは、非常に強い信頼関係があったのだと思います。

でも、同じ大物次官でも、武藤元日銀副総裁については、民主党は、「大蔵ОBだから」という理由で、総裁就任を断固阻止してましたね。去年の3月、地元の新聞で、自民側は私、民主側は榛葉議員が、インタビュ-に応じた記事、今でもとってあります。

つまり、民主党は、官僚が仕切っていたころの、黄金時代の大蔵官僚の方が、行革後政治主導が強まったあと、いろいろとまどいながら政治に協力してきた官僚よりも、いい、と思っているということでしょうか。

有能な人材を活用する、という建前のみで、説明しきれるようなことなのか、。
郵政については、すべてが政局になる、、。
15年前、細川政権下の藤井大蔵大臣、斉藤事務次官に直接仕えた私の記憶、、。
デジャビュ、、。