名古屋市議会vs市長は、地方自治の新展開?名古屋が熱い!

片山さつき

2009年12月03日 23:28

 本日夕方、名古屋市議会の大会議室で、第一党民主、第2党自民はじめ、すべての会派の議員さん、県会議員の先生方、一般傍聴若干名(広報が不足してる!)マスコミカメラ4台、で、わたしが基調講演をさせていただきました。



 ブログやHP、ツイッター、メールにいろいろご意見いただき、ありがとうございました。
 
 議会の透明性、公開性を高め、市民に身近に感じていただき、参加意識を持っていただくことが大事、

 行財政改革、議会改革の必要性は一致しており、大根を切るように何でも半分にするのが正しいのか、海外の例、地方議員数の住民数に対する比率のバランスなどを十分勘案すべき。名古屋だけ県内の周辺市に比べて極端に減っていいのか、それが市民の意思なのかも、公開討論すべき。
 浜松もそうだが、名古屋はこの円高不況の影響を、最も受けている町であり、本来市民の仕事・雇用を守るための集中審議でもやって、請願なり、決議なりを行っていてしかるべき時期。政治空白をいたずらにつくるようなことがあっていいのか、それも市民に積極的にうかがってみてはどうか?

 10%減税も、それが公約で高得票で当選されたわけですから、現行の地方税法、地方財政法にふれない限り、実施は可能です。
 しかし、名古屋といえども法人関係の税収がただでさえ減っていく中で、同じ減らすならどのようなやり方が一番、今困っている人に届くやりかたなのか、,経済効果があるのか、また、歳入を減らす以上、歳出はどうするのか、借金を増やすことの功罪はちゃんと議論したのか、、。
 詰めるべき点は、たくさんあるのではないのか。名古屋市民は、どういう収入層の人がどのくらい得するのか、について十分にご理解なさっているのか、もっと事業仕訳並に議論を徹底公開すべき。

 
 終了後、記者懇もあり、議長さん、副議長さんからもご事情をうかがい、なかなか有益な1時でした。
 名古屋、面白くなってきましたね。地方自治法の想定する姿では、首長と、議会とは対等であり、牽制しあうもの、でも現実には行政のトップである首長があまりにも強く、がちんこ対決はめったにありません。

 調整者不在の中で、公約をたてに、突っ走る市長と、ようやく危機感を持って、もっと改革しないと、と、立ち上がった議会。
本来あるべき姿を模索する新展開は、この町が日本のど真ん中の中部の、圧倒的中心であるだけに、影響は大きい、注目です。

 名古屋の方も、それ以外のみなさんも、どんどん、コメントください!