土曜日の夕刻、私が自民党の広報局長時代に、公明党で政調会長をなさっていて、自公広報連絡会議などで大変お世話になった、斎藤環境大臣が、浜松を訪問されましたので、浜松市の面々とご一緒に、当地の環境問題について、いろいろ意見交換をさせていただきました。
佐鳴湖や遠州灘海岸侵食問題などにとどまらず、いま西区では最も関心のある「管理型最終処分場へのアスベスト埋め立て計画」について、私の昔の上司でした、田村元環境事務次官、現在財務省から出向している鈴木審議官にかねてからとご相談してきた経緯を、あらためて私から大臣に直接ご説明いたしました。
この問題は、和地、湖東地域の自治会の代表の方々全員が、何度か私の事務所にお見えになり、私自身、昨秋、地元の市議さんや地元の方々と現地を視察して、写真も撮影し、その後環境省からも視察にきていただいた、という長い経緯のあるものです。このあたりは、合併前の浜松市の町はずれで、産廃が多いのですが、その後宅地化が進み、社会福祉施設もできて、「いまさらなんで、アスベストをこんなに人里近くに埋めるの?」と、誰しも素朴に思うような状況になっているのですが、、。
議会でも市議さんが質問され、市長も「薬品固化+二十袋による梱包」を提案するまでの配慮は示してくれていますが、その後、事業者と昔結んだ契約が出てきて、埋め立て計画自体は止まっています。
環境省のアスベスト最終埋め立て処分方法について、「大気中に飛散しないためには、耐水性の材料で二重に梱包するか、または固形化する」と、その2つのどちらでもいいことにされているのが、問題の発端で、環境について先進的で、かつ財政に余裕がある地域では、安全確実な固形化を行っているので、浜松でもそれを義務付ける条例はできないか、という意見はあるのですが、浜松市は、「国より厳しいルールはできない、むしろ国がルールを厳格化させてくれないか」、という意見なので、平行線をたどっています。
斎藤大臣は、環境についてとても柔軟で先進的なお考えの方で、誠実に「片山先生のお話はしっかり持ち帰って検討させていただきます。」と、にっこりおっしゃっていただきました。
さっそく地元の市議会議員の先生にお伝えしました。
これに限らず、土曜日に私が竣工式にお招きいただいている、さる地域有力企業の、廃油リサイクルプロジェクトなど、浜松の将来の成長に向けたシナリオとして、廃棄物処理の新技術開発は、もともと得意な分野ですし、大きな可能性があると思います。
アスベストの件につきましては、昨年の浜松市議会でも、地元の市議さんが、質問をし、市長が答弁されています。
詳しくお知りになりたい方は、リンクを貼っておきますので、ぜひそちらをご覧下さい。
http://www3.city.hamamatsu.shizuoka.jp/kaigiroku/cgi-bin/WWWframeNittei.exe?USR=webusr&PWD=&A=frameNittei&XM=000100000000000&L=1&S=15&Y=%95%bd%90%ac20%94%4e&B=-1&T=1&T0=-1&O=-1&P1=&P2=%8d%a1%93%63%8b%d4%96%e7+&P3=&P=1&K=24&N=39&W1=%83%41%83%58%83%78%83%58%83%67&W2=%8e%59%8b%c6%94%70%8a%fc%95%a8&W3=&W4=&DU=1