自由は国民の願い、役人天国反対、いつのスローガン?

 夜は、うちの後援会のお二人に連れられて、舞阪へ。

いろんなお家を回ったのですが、どこに行ってもお知り合いに、それも複数出くわしては、お話が盛り上がるので、後援会幹部殿いわく、「顔はあるんだなー」
なぐさめられたり、怒られたり、、。

そこで、あるさつきファンいわく、「負けて、みんなにいろいろ言われるからって、絶対変な方向へよっちゃだめだ!」

これにはいろんな意味があるのですが、ここでは秘密”!

そして、自民党50年史のなかから、面白いポスターを見つけました。
鳩山首相や、小沢幹事長のお師匠さんの、田中角栄元総理の、あとを継いだ、三木武夫総理の時代は、立党20年。自民党の歌「われら」ができた時の総裁です。

クリーンな政治 ふれあう心、これは田中さんの後の「クリーン三木」としては、定番でしょうが、政権後半になってくると
「人件費より、住民サービスを」
「役人天国反対」
けっこう、行政改革的な雰囲気が出てきてますね。
ちなみに、自民党の公式なポスターで初めて改革という字を使ったのは、大平正芳総理
「減量、してみせる、やるぞ、行政改革」です。

この方は、国鉄改革にも意欲がおありになり、一般消費税構想を打ち上げた方でもありました。

「自由」は国民の願い、「ゴマカシの自由」とたたかおう

すごい、自民党のキャッチフレーズに、こんなアジびら的なものが、あったんですね。
三木さんのイメージと、違いますが、ご本人のご意向だそうです。

大平総理の時代には、なんと自民党は、英語の機関紙を出していたんです。その名は「リベラル・スター」

日本では、リベラルの意味が、中道左派的に使われてしまって、自由主義も、時として「自分勝手」と受け取られがちです。
最近は、市場原理主義だけでなく、市場自体すら批判する向きがありますが、市場なくして、どうやって公正・公平な価格を決めるのでしょうか・・?

日本にとって苦しい時代、保守政党にとって苦しい時代は、それぞれ過去にも、何度もあった、、。立党50年史をめくると、しみじみ思います。

中川秀直氏のブログが、「民主党政権が、社会主義的である理由」を取り上げていますが、郵政のトップを天下り官僚にすることや、郵政の受け持つ業務がまるで役所のようになろうとしつつあること、これはシンボリックー象徴的な、ことではありますが、本質は、もっと怖いところにあります。

人間の経済行為は、統制可能である、という発想、、。それこそが、自由主義の敵なのでは、。


この記事へのコメント
 はじめまして

>人間の経済行為は、統制可能である、という発想。それこそが、自由主義の敵なのでは

 同感ですね。小泉・竹中路線が市場原理主義(とは思えませんが)だとして、その反省を市場ではなく、ただの人間たる政治家主導で全部判断・ハンドルしようと言う安い思考のですから、市場より自分達の”人知”の方が優れているとでも言いたいのでしょう。事実誤認に基づく処方箋を書いているのがマニフェストですしw

 民主党には自分たちの設計するものの方が過去あるものよりも絶対に優れているという思い込みがあるように思えます。
 そういったものが実現できない時にどうなるか・・・盛大なる責任転嫁でしょう。自民党だ、官僚だ・・・最後は「我が政策を理解できない国民が悪い」とか言いそうですね。
 そんなこんなでフランス革命ではあらゆる殺戮が広がりましたっけ?

 歴史に対する尊敬と言うか配慮が一切ないのでしょうね。まあ、そういう配慮がなくても凝り固まった一般会計予算からムダをねん出するのは難しいでしょうけどね。
 おJALも郵政も・・・問題が表面化すれば、ことごとく個別に介入するんじゃないでしょうかね?これからも。

 「Reaction」って言葉で今日の民主党政権の意図は説明できるんじゃないでしょうか?Reactionにはいろいろ意味がありますけど、全部当てはまりそうですし、最後にゃ「反動」ってことで全てOKなのでは?w
Posted by Pたん at 2009年11月01日 01:06
おっしゃる通り自由主義の敵なのだと思います。
故飯田経夫氏によるとアダム・スミスの教えるところは「人間は命令では動かない。」とのことだそうです。某党の新人議員の扱いを見ているとこれでいいのかと考えさせられます。
Posted by namek21 at 2009年11月01日 09:40
人間の経済行為は、統制可能である、という発想。
それは例えば、昔自民党政権下のコメの減反政策をはじめとする農家の保護。政府系金融機関がした日本航空への融資・融資の保証。
統制ではないけど、家庭の所得を10年で100万円増やしますって売り文句も希望が先行しただけの考えという点で共通しています。
そして今、民主党の農家戸別補償制度。日航の救済、地方の赤字航路の維持。
どっちもどっちですね。
Posted by フリーター at 2009年11月01日 09:54
11月1日の朝刊に、菅さんのびっくり発言が掲載されていました。

菅直人副総理・国家戦略担当相は31日、民主党本部で講演し、家庭などが発電した太陽光発電の全量を電力会社が購入する「固定価格買い取り制度」を来年度にも導入する考えを表明した。菅氏は同制度について「国が1円も使わないで太陽光パネルがわっと増える」と指摘。環境対策としてだけでなく、財政支出を伴わない景気対策としての効果も期待できると強調した。 (NIKKEI NET 31日 21:05)

住宅用発電設備の設置補助金、買い取りコストの電気料金転嫁による家庭や企業の負担増などを、どう考えているのでしょう。「国が1円も使わないで」というのは間違いですし、電気料金へのコスト転嫁は、国家が徴収しないだけで実質的には税金です。

こんなセンスで経済財政の将来が描けるのか、甚だ心許なく思います。

太陽光発電はまだまだコスト的に引き合うものではなく、家計に投資リスクを負担させ、さらに税金や上乗せ料金を原資に補助をして、無理矢理普及させようとしているのではないでしょうか。発電効率向上やコスト削減など経済合理性の道筋を明確にした上で、全量買い取りの議論が可能になると思います。益々高コスト体質が進むのではないかと懸念しています。
Posted by 中川 at 2009年11月01日 10:11
>負けて、みんなにいろいろ言われるからって、絶対変な方向へよっちゃだめだ!

それって、ひょっとして、ああいうこととか、こういうこととか?

ま、それはそれとして。
今日、次男の大学の学園祭に行ってきました。
そしたら、なんと、昨日石波さんの講演があったそうです。
残念、聞いてみたかったなぁ。
今日は、川田龍平さんの講演のようです。
私は次男のジャズ研の演奏を聞きにいったので~。

大学祭での講演などはNGなのかなと思っていたのですが、さつきさんの経済のお話とかを若い世代にもするといいなぁと思います。
若い子は案外政治や経済の話に興味のある人もいると思うので。

八ッ場ダムについては、ダム本体の工事以外にいろいろ群がっていたという記事も読み、しかし今更元には戻れないだろうし、下流ではお水がほしいというところもあるし。

自民党はこの先浮上の見込みなしかも、という文面を最近よく目にします。
民主も自民もやっていることが同じ、ということらしいのですが、元自民という方が多いので仕方ないとも思います。
自民党の危機というか課題、うーん、過去のいろいろを精査して、今後の党としての基軸をしっかり決めて行くしかないのでしょうか。
自民もと民主が同じとは思えないのですけどね。
外交にしても教育にしても法務にしても。
民主党が目指しているものの危険性を察知すれば、全然違うことは明らかなはず。
あ、やっぱり、それはマスコミの陰謀で「浮上できない」と言っているのでしょうか。
自民党も、勉強会やなんとか対策室設置とか、がっばって一丸となって取り組んでいるぞー的な広報をする必要があるのではないでしょうか。
Posted by 0子 at 2009年11月01日 15:49
大平正芳さんの『平常心是道なり』の色紙、私の父が国会見学に行ったときにお土産に買って帰り茶の間に飾っていたのを思い出しました。
『平常心』、大事なことですよね。
今の政府のように騒ぎを作って騒いでる状態、『平常心』という落ち着きが見当たりません。
Posted by 八木 みゆき at 2009年11月01日 21:42
さつきさん、みなさま>こんばんは~(^^)/

さつきさん~いつもお疲れさまです~~~。
地元の方々とのcommunicationをしているさつきさん輝いていますよ~!
わたくしの地元の議員さんは、選挙後パッタリとwebに更新せず・・・
(-_-ん~なんだかなぁ~。

さてさて、今日から本格的な論戦が始まります。
Y新聞の一面は 普天間移設問題・名護市側が受け入れ撤回検討の記事が出ていました。
論戦の焦点は この普天間、郵政人事、献金問題でしょうか。

日曜日は、8時から町内会の空き缶拾い運動だったのですが、
例のごとく井戸端会議に花が咲きまして(笑)
みなさん口々にしていたのは、「財源は見つけられるのかしら?」
「マニフェストやるばっかりで景気は~?」「社会主義的よね~」とか、批判ばかり(^^;

国会で林さんも、「民主党さんは社会主義的だ」と仰せでしたね。
私たち庶民を脅かす、社会主義的な思想・・・
国民第一と言われていますが、なぜかしっくり来ない私たち。。。
まだ民法の改正はないものの、法律まで変えていこうとしていることは・・民意を得ずってとこですかね。

お金バラマキ政策は
子ども手当、高校授業無料化、農家戸別所得、母子加算、
ダム中止に伴う生活補償・・・・・挙げればキリがないのです・・・
合算で何十兆円?!(*_*;

自民党政権でも、弱者へは、当然のごとく生活扶助、福祉、保障をしてきましたが、
更に、もっともっと・・・・・・・・もっと~手厚く充当する???

★「働いている方達よりも、高額所得者になりうる」ということが起きようとしています。
これで本当に良いのでしょうか?・・・

働いている方々は、民主党さんが仰せの「社会が担う」という言葉に本意なのでしょうか?

今の政権には、国民へ「自立、自助努力」という言葉が、どこにも見つかりません。

少々冷たい流れになってしまいましたが・・・

私たちの一所懸命に働いた税金は、本当に困窮されている方々へ公平に給付して欲しいと思うのです。

コンクリから人への精神も、無駄使いにならないよう、お願いしたいです。
Posted by しーちゃん at 2009年11月02日 00:31
自民党も民主党も現在の政党の形を維持するのは無理でしょう。近いうちに政界の大再編成になると思います。
片山さんも”自民党”の枠にこだわらず、新党結成を考えるべきだと思います。
自民・民主それぞれから同志を募って新しい流れを作ってはどうでしょうか。
民主党の新人議員には福田衣理子さんをはじめ、本当に国民の為に働いてくれそうな議員がたくさんいそうです。彼ら・彼女らが、”小沢色”に染まってしまう前に、新党に引き抜いてください。
Posted by イザヤ2 at 2009年11月02日 10:36
民主党のスローガンは
社会党の復興・韓民族のために日本人は奉仕しろ
って事だと思っています。
国民のための政治が基本だと思ってる自分が阿呆らしく思えます・・・
Posted by くま3 at 2009年11月02日 11:40
民主党の天下り容認!本当に許せませんね。「天下り」という言葉は利権の為に民間に出向しろくに仕事もせずに高給のイメージですね。
一般の企業に能力を買われ、肩書無しで仕事をするイイメージはまず思い浮かびません。
その原因は、そもそも民主党議員には官僚出身者が多いという事にあると思います。東大→官僚コースの人間にろくなものはいません。世襲ではなく実力能力主義という事で学歴主義が台頭した訳ですが、日本一といわれる東京大学の学生の親は年収一千万以上が7割を占めるという事です。
金で塾や家庭教師など勉強のできる環境を整えられる家庭なのです。世襲反対を叫んでもこれでは意味が無いではありませんか。
こんな東大官僚コースの人間に庶民の気持ちが理解できる筈がないでしょう。たとえ選挙という「みそぎ」があったとしてもそれは一種の「天下り」ではないでしょうか。

自民党逆風・世襲反対の嵐にかかわらず、見事当選した自民党議員さんがいます。横須賀の小泉進次郎君です。
父上が立派な人でありながら、学歴偏重社会の中で関東学院(関学)という庶民の大学を卒業し、その後自力で南米の大学の研究員になられたとか。
父上が元総理にもかかわらず応援演説も無しで民主党・東大出身のヨコクメ氏を押さえ、見事当選しました。
横須賀市民の見る目は確かだと思いますし、自民党の希望の星ではないでしょうか。
さっちゃんも浜松市民のため、自民党と進次郎君を支えるために頑張ってくれると期待しております。
Posted by タシマーヤ at 2009年11月02日 17:37
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

写真一覧をみる

削除
自由は国民の願い、役人天国反対、いつのスローガン?
    コメント(10)