男は愛するものを守るために死ねるか。

 いつもとあまりに違うテーマですが、オペラで、主人公の男性が、愛する人を守るために、戦うストーリーを思い出そうと、今日昼ごろ新幹線の中で突然考え始めてはた、と。

 ない、ない、だって、ワーグナーって純潔な乙女が崩れゆく男性を救うような筋が多いし、アンドレアシェニエは、処刑される詩人を追って、女も一緒に死んじゃうし、、。しいて言えばトウーランドットかな、、。男が、命がけで女の魂を解放して救う、と言う意味では。

 実は、ここでは、守る対象は、女とは限らない、人が限界的な状況の中で何を守るか、というと一般的には、子供ですが、当地浜松には悲劇の実話が残っておりまして、16年間ここで過ごした徳川家康は、長男信康を殺させています。いかに戦国時代とはいえ、究極の選択をしたのでしょう。しかし、それは自分が生き残るためだけだったのでしょうか。

 彼なりの大義、つまり後世に残したいものがなければ、とてもできなかったことでしょう。それを実現できるのが、自分の長男なら、家康は自分が身代わりに死んで、長男に全てを託したかもしれません、が。その器ではない、と判断してのことかもしれません。家康は、その後単に天下を獲っただけではなく、最も安定し長期に続く幕藩体制を作りました。

 では、今の時代、政治家は何を守り、何を後世に残そうとするのか。

 私は、今からそれを見せてもらおうと思っています。同時並行で、自分も、自分だったらえどうするかも考えながらね。


この記事へのコメント
小沢党首/西松建設問題は憲法体制の根幹にかかわる問題です。

日本国憲法は民主主義憲法ですが、民主主義は万能ではありません。

「この格差社会を解決できるなら、いや、貴族富豪でないなら、野党のヒットラーでもいい」ということで、ナチスは民主主義的選挙に勝利し、多くの失業者が救われましたが、ナチスは独裁化し、ユダヤ教徒数百万人の虐殺と、自国民数百万人の戦死をドイツにもたらしました。

堕落的民主主義のもとで日本国憲法を輝かせることはできません。

森元首相、二階大臣、小沢党首はこの際、国会議員たる地位に恋々とされない方がよいと思います。

(もちろん、多年にわたって民主的に主権者国民の負託にこたえて来られた方の逮捕など考えられない。)

事情がどうあれ、竹中教授も小泉首相も国会議員たる地位には恋々としない。福田さんなどは首相の地位に恋々としなかった。

首相適格者は日本の政界には数百人います。

「さっちゃん議員」だってオバマとそんなに変わらない。民主党も羽田、藤井、長妻、平岡、ツルネン、河村たかし氏等、幾らでも党首候補はいます。(2012年には田中真紀子首相とヒラリー大統領の時代になってもおかしくない。)

国会議員の最高の使命は「いつでも議員をやめること」です。「たまには逮捕の危険を冒すこと」ではありません。
Posted by Non-7区 at 2009年03月07日 13:35
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